当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

腸内フローラを整える方法7つ|管理栄養士が実践して効果があったもの

腸内環境改善

腸内フローラという言葉を耳にする機会が増えました。なんとなく「腸にいい菌を増やせばいい」というイメージはあるものの、具体的に何をすれば腸内フローラが整うのかがわからないという方も多いのではないでしょうか。

腸内フローラとは、腸の中に住んでいる約1,000種類・100兆個もの細菌たちの集合体のことです。このバランスが崩れると、便秘・下痢・肌荒れ・免疫力低下・メンタル不調と、全身にさまざまな不調が連鎖的に現れてきます。

この記事では、管理栄養士としてIBS(過敏性腸症候群)の改善に取り組んできた筆者が、実際に試して効果があった7つの方法を紹介します。どれも日常に取り入れやすいものばかりですので、気になるものから始めてみてください。

ナビ助
ナビ助
腸内フローラって、お花畑みたいに色んな菌がバランスよく暮らしてるのが理想なんだよ。一つずつ整えていけば、体は少しずつ応えてくれるから安心してね。

方法1:発酵食品を毎日1品プラスする

一番手っ取り早くて効果的なのが、発酵食品を毎日の食事に取り入れることです。味噌、納豆、ヨーグルト、キムチ、ぬか漬け、甘酒など、日本の食卓には優秀な発酵食品がたくさんあります。発酵食品に含まれる乳酸菌やビフィズス菌は、腸内で善玉菌として働き、悪玉菌の増殖を抑えるバリアの役割を果たしてくれます。特に日本の伝統的な発酵食品は植物性乳酸菌が多く、胃酸に強いため生きたまま腸に届きやすいという利点があります。

ポイントは種類をローテーションすることです。同じ発酵食品ばかりだと特定の菌しか摂取できません。「朝はヨーグルト、昼は味噌汁、夜は納豆」のように回すことで、多様な善玉菌を腸に届けることができます。

筆者は朝食にヨーグルトとバナナ、夕食に味噌汁と納豆を定番にしています。この習慣を始めてから、便の状態が明らかに改善しました。まずは今日の食事に発酵食品を1品足すところから始めてみてください。

方法2:食物繊維を意識的に増やす

善玉菌のエサになるのが食物繊維です。特に重要なのが水溶性食物繊維で、善玉菌に分解されて短鎖脂肪酸を作り出します。短鎖脂肪酸には腸の粘膜を修復したり、悪玉菌の増殖を抑えたりする働きがあります。現代の日本人は食物繊維の摂取量が慢性的に不足しているとされ、厚生労働省の基準を満たしていない方がほとんどです。意識して食物繊維を増やすだけで、腸内の善玉菌が活発になり便通の改善を実感しやすくなります。

  • 水溶性食物繊維が多い食品:海藻類、オクラ、なめこ、アボカド、大麦、キウイ
  • 不溶性食物繊維が多い食品:根菜類、きのこ類、豆類、玄米

理想的なバランスは水溶性と不溶性が1:2です。具体的には1日あたり20〜25gの食物繊維を目標にしましょう。手軽に食物繊維を増やすなら、白米を大麦ご飯に変えるのが最も簡単です。白米に大麦を3割混ぜるだけで、食物繊維量が一気にアップします。

方法3:オリゴ糖を積極的に摂る

オリゴ糖はビフィズス菌の大好物です。普通の砂糖と違い、胃や小腸で消化されずに大腸まで届いて、そのまま善玉菌のエサになります。

天然のオリゴ糖は玉ねぎ、バナナ、にんにく、ごぼう、大豆などに含まれています。もっと手軽に摂りたい場合は、オリゴ糖シロップをコーヒーやヨーグルトに入れるのもおすすめです。砂糖の代わりにオリゴ糖を使う習慣をつけると、知らず知らずのうちに善玉菌が喜ぶ環境を作ることができます。オリゴ糖は砂糖に比べてカロリーが低めなので、ダイエット中の方にも嬉しい甘味料です。摂りすぎるとお腹がゆるくなることがあるため、最初は少量から始めて自分に合った量を見つけていきましょう。善玉菌のエサとなるプレバイオティクス食品は以下の記事で詳しくまとめています。

プレバイオティクスおすすめ食品15選|善玉菌を育てる食材と取り入れ方
プレバイオティクスおすすめ食品15選|善玉菌を育てる食材と取り入れ方腸活というとヨーグルトや納豆などの発酵食品が注目されがちですが、実は同じくらい大切なのが善玉菌のエサとなる「プレバイオティクス」を食事から摂取することです。いくら善玉菌を外...

方法4:適度な運動で腸を動かす

運動と腸内フローラは一見関係なさそうに思えますが、研究によって運動習慣がある人は腸内細菌の多様性が高いことが明らかになっています。特に有酸素運動が効果的です。

ハードなトレーニングは必要ありません。1日30分のウォーキング、週2〜3回のジョギング、ヨガでも十分な効果が期待できます。運動によって腸の蠕動運動が活発になるため、便秘解消にも直結します。

筆者はIBS時代に毎朝20分のウォーキングを始めたところ、お腹の張りが減って便通が安定しました。運動の効果は想像以上に大きいので、ぜひ日常に取り入れてみてください。

ナビ助
ナビ助
食事だけじゃなくて、体を動かすことも腸には大事なんだ。のんびり散歩するだけでもいいから、まずは外に出てみるのがおすすめだよ。

方法5:睡眠の質を上げる

腸と睡眠は深くつながっています。睡眠不足は腸内フローラのバランスを崩す原因になりますし、逆に腸内環境が良い人は睡眠の質も高い傾向があります。いわば「鶏と卵」のような関係です。睡眠中は副交感神経が優位になり、腸の蠕動運動が活発化して老廃物の排出や粘膜の修復が進みます。十分な睡眠がとれないとこのプロセスが中断され、翌朝の便通にも影響が出やすくなるのです。

具体的に取り組むべきことはシンプルです。

  • 毎日同じ時間に寝て同じ時間に起きる
  • 寝る2時間前にはスマホを控える
  • 寝室を暗く、涼しい環境にする
  • 夕食は寝る3時間前までに済ませる

特に夕食の時間は重要です。寝る直前に食事をすると、消化のために腸が休まらず、夜間の修復タイムが十分に確保できません。腸のゴールデンタイムとされる22時〜翌2時には、できるだけ眠っているのが理想です。

方法6:ストレスマネジメントを行う

ストレスは腸内フローラの大敵です。脳と腸は迷走神経でつながっていて(これを「腸脳相関」と呼びます)、ストレスを感じると腸の動きが乱れ、善玉菌が減りやすくなります。慢性的なストレスはコルチゾールというホルモンの分泌を増加させ、腸粘膜のバリア機能を低下させることもわかっています。その結果、腸の透過性が高まる「リーキーガット」の一因にもなり得るのです。

筆者がIBS改善で一番時間がかかったのが、実はこのストレス対策でした。食事を変えても運動をしても、仕事のストレスが消えないとお腹の調子が崩れてしまうのです。マインドフルネス瞑想を1日5分だけ取り入れるようにしたところ、少しずつ改善が見られるようになりました。

完璧にストレスをなくすのは無理ですが、自分なりのリラックス方法を持っておくことが大切です。入浴、散歩、趣味の時間など、「これをやると落ち着く」という習慣を見つけてみてください。ストレス解消と合わせて発酵食品を取り入れるとさらに効果的です。詳しくは以下の記事で解説しています。

発酵食品おすすめ一覧!腸活に効く食べ物と取り入れ方
発酵食品おすすめ一覧!腸活に効く食べ物と取り入れ方「腸活には発酵食品がいいって聞くけど、具体的に何を食べればいいの?」。発酵食品が腸に良いことは知っていても、種類が多すぎてどれから始めればいいか迷ってしまう方は多いのではないでしょうか。発酵...

方法7:不必要な抗生物質を避ける

抗生物質は悪い菌だけではなく、善玉菌も一緒に殺してしまいます。風邪のたびに抗生物質を服用している方は特に注意が必要です。そもそもウイルス性の風邪に抗生物質は効果がないため、本当に必要かどうか医師に確認するようにしましょう。研究によると、抗生物質を1回服用しただけでも腸内フローラのバランスが崩れ、完全に元の状態に戻るまでに数ヶ月かかる場合があることがわかっています。

もし抗生物質を飲む必要がある場合は、服用中から乳酸菌や酪酸菌のサプリメントを併用し、服用後は積極的に発酵食品を摂って腸内フローラの回復を早めるのがおすすめです。おすすめのサプリは以下の記事で紹介しています。

腸内環境サプリおすすめ7選|管理栄養士が本気で選んだ
腸内環境サプリおすすめ7選|管理栄養士が本気で選んだ「腸にいいサプリってどれを買えばいいの?」「ドラッグストアに並びすぎていて選べない」という声は、栄養指導の現場でも本当に多く聞かれます。管理栄養士として6年のキャリアの中で、腸内環境サプリ...

厚生労働省の薬剤耐性(AMR)対策のページでも、抗生物質の適正使用について詳しく解説されています。

フローラを整えるのに必要な期間は?

「いつから効果が出ますか?」と聞かれることが多いのですが、個人差はあるものの2週間〜1ヶ月で便の変化を感じる方が多いです。腸内細菌の入れ替わりサイクルは約2週間ですので、最低でもそのくらいは続けてみてください。

体質改善レベルの変化を実感するには3〜6ヶ月が目安です。筆者の場合、IBSの症状が明らかに減ったのは3ヶ月目くらいでした。焦らず、でも毎日コツコツ続けること。これが腸活の一番のコツです。変化が感じられない時期にモチベーションを保つには、毎日の便の色や形、お腹の張り具合などを記録しておくのが効果的です。小さな変化を見逃さずに拾えるようになると、継続する力が湧いてきます。セルフチェックの方法は以下の記事で詳しく解説しています。

腸内環境セルフチェック|便の状態で腸の健康度がわかる簡単診断
腸内環境セルフチェック|便の状態で腸の健康度がわかる簡単診断「自分の腸内環境って良いの?悪いの?」「腸活を始めたいけど、まず自分の現在地がわからない」と感じている方は多いのではないでしょうか。腸内環境が大事だとわかっていても、自分の腸がどん...
ナビ助
ナビ助
急がなくて大丈夫。腸の変化はゆっくりだけど、毎日の積み重ねがちゃんと届いてるから。まずは2週間、できることから始めてみよう。

参考:厚生労働省 e-ヘルスネット「腸内細菌と健康」(www.e-healthnet.mhlw.go.jp・サイト終了)

参考:Gut(BMJ学術誌)

参考:厚生労働省 薬剤耐性(AMR)対策について

タイトルとURLをコピーしました